飲食店の新規開業で費用を抑える厨房づくりとは?

これから飲食店の開業を考えている方や厨房リニューアルを考えている方。 また、どのように進めていいのか分からない方に知って頂きたい事が あります。 ここでは、厨房に特化してお話をしていきたいと思います。

コスト削減は厨房機器だけでなく、トータルで考える事が重要

厨房機器のコスト削減厨房を安くあげるには、まずは厨房機器を安く購入することが必要ですが、一番大事な事は、機器以外のイニシャルコストランニングコストトータルで考えることが必要です。

たとえ、厨房機器の安さだけを求めて購入できたとしても 「落とし穴」にはまる可能性が高いのです。
また、効率の悪い厨房レイアウトでは毎月のランニングコストが思った以上に上がり、経営を圧迫する危険性まであります。

飲食店開業から経営までのイニシャルコストとランニングコスト

まずは、イニシャルコストについて並べてみると

  1. 厨房機器本体の価格
    冷蔵庫・製氷機・食器洗浄機・ガスコンロ・フライヤー・シンクなど、 料理・ドリンク提供に必要な機器。
  2. 衛生設備工事費
    製氷機やシンクなどに接続される給水・排水配管設備。手洗い器などの手洗い機器設備。床排水目皿やグリーストラップ設備。
  3. 電気設備工事費
    機器に必要な電源コンセント、照明などのスイッチ類、漏電ブレーカーを含めた分電盤一式設備。
  4. ガス設備工事費
    ガス配管・ガスコック・給湯器などの配管設備とガス機器設備。
  5. 換気設備工事費
    排気フード・ダクト・排気ファン・防火シャッター・給気ガラリなどの換気設備。
  6. 空調設備工事費
    エアコンやスポットクーラーなどの空調設備。

イニシャルコストだけ考えても、厨房機器本体のコスト以外にこんなにあります。

次にランニングコストについて。

  1. 機器・エアコン・照明に使われる電気代・水道代・ガス代
  2. 厨房内・ホールに必要な人件費(labor)
  3. 食材費(food)・廃棄処分も含む
  4. 客席数に見合った厨房スペースと冷蔵品・冷凍品の容量

これらをトータルでコストを抑えていくことが厨房造りで一番大切です。

飲食店がよく陥ってしまう失敗例とは・・・

では、飲食店経営で非常に多くみられる「落とし穴」にはまってしまった例をご紹介します。

  • 加熱調理機器の並びにより、排気フードが大きくなったり、複数の排気フードが 必要になり換気設備工事費用が高くついた。
  • 電子レンジや電気ポットなど後から追加購入したが電気容量が足らず追加で コンセントを増設して電気設備工事費用が掛かってしまった。
  • 給水配管・排水配管・電気コンセントが邪魔をして厨房機器がピッタリ設置できず、 食材や、調理器具が落ちてしまう。
  • 客席数に対して冷蔵品や冷凍品の食材保管の容量が足らず追加で機器を購入。
  • 厨房内の動線が悪いため、スタッフ増員になり人件費が上がった。
  • 通路幅が不十分だった為、厨房機器の入替が困難になり入替工事費用が非常に高くついた。

などなど、挙げればきりがないほどの失敗事例が沢山有ります。

ここまで考えると厨房機器をたった数万円安く手に入れたとしてもイニシャルコストなどで、何十万~何百万と簡単にコストが高くなるケースがイメージできるかと思います。まさに、この「安物買いの銭失い」にならない為には将来を見据えてのしっかりとした計画が必要になってきます。

将来を見据えた厨房レイアウトの設計図

最も無駄なコストを省いて厨房づくりを行うには飲食店経営に関わる全てのコストを把握しておく事が大切です。

そのためには「厨房レイアウトの設計図」がとても大切なのす。

正確な厨房設計図があれば厨房機器の金額はもちろん、それらに必要な給排水設備・電気設備・ 換気設備などのイニシャルコストや経営してからのランニングコストが把握できる為、 運営してからの必要な経費の把握が事前に出来るというメリットがあります。

また、内装業者さんを選定する場合に、この厨房設計図があれば同じ内容で工事の見積り依頼が できるので、選定基準の判断にも活用して頂けます。

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